トヨタの人気SUV、ハリアー。7年目の車検を迎えるオーナーの皆さん、「今回の車検費用はいくらになるんだろう…」と気になっていませんか?走行距離や車の状態によって費用は変動しますが、ある程度の相場や内訳を知っておくことで、安心して車検に臨むことができます。
この記事では、ハリアー7年目の車検費用の相場や内訳、そして少しでも費用を安く抑えるための具体的なコツについて詳しく解説します。
ハリアー7年目の車検、費用の相場はどれくらい?
一般的に、7年目の車検は3回目(初回は3年、以降2年ごと)の車検にあたり、部品交換などが重なることで費用が嵩む傾向があります。ハリアーのような普通乗用車の場合、7年目の車検費用の相場は、おおよそ10万円~20万円程度となることが多いようです。
ただし、この金額はあくまで目安です。以下の要素によって費用は大きく変動します。
- 依頼する業者: ディーラー、車検専門店、ガソリンスタンド、整備工場など、どこに依頼するかで基本料金や整備費用が異なります。一般的にディーラーは手厚い整備が期待できる反面、費用が高くなる傾向があります。
- 車の状態: エンジンオイルやブレーキパッドなどの消耗品の交換時期、タイヤの摩耗具合、その他部品の劣化状況など、整備が必要な箇所が多ければ多いほど費用は加算されます。特に7年目となると、バッテリーやゴム部品の劣化なども考えられます。
- 交換部品の種類: 純正部品を選ぶか、社外品(互換品)を選ぶかによっても部品代が変わってきます。
知っておきたい!車検費用の主な内訳
車検費用は、大きく分けて以下の3つの項目で構成されています。
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法定費用: 国に支払う義務のある費用で、どこで車検を受けても金額は一律です。
- 自動車重量税: 車両重量に応じて課税されます。ハリアーの場合、モデルやグレードによって重量が異なります。7年目ではエコカー減税の適用が終了している場合があり、以前より高くなる可能性があります。
- 例:1.5トン超~2.0トン以下の場合:32,800円(エコカー減税適用なし、13年未満)
- 自賠責保険料: 次の車検までの24ヶ月分を支払います。
- 例:普通乗用車(24ヶ月):17,650円(2023年4月1日以降始期契約の保険料)※離島や沖縄県を除く
- 印紙代: 検査手数料として国や自動車検査法人に支払う費用です。指定工場か認証工場かで金額が若干異なります。
- 例:指定工場(持ち込み検査):1,800円~2,300円程度
- 自動車重量税: 車両重量に応じて課税されます。ハリアーの場合、モデルやグレードによって重量が異なります。7年目ではエコカー減税の適用が終了している場合があり、以前より高くなる可能性があります。
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車検基本料(整備基本料): 車検を依頼する業者に支払う費用です。24ヶ月点検費用、測定検査料、車検代行手数料などが含まれます。業者によって金額設定が大きく異なる部分です。
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整備費用(部品交換費用): 点検の結果、交換が必要と判断された部品の代金や交換工賃です。7年目の車検では、この整備費用が総額を大きく左右するポイントとなります。
ハリアー7年目で交換が増えやすい部品の例
7年目の車検では、以下のような部品の交換を提案される可能性が高まります。
- エンジンオイル・オイルフィルター: 定期的な交換が必須です。
- ブレーキフルード: 車検ごとに交換が推奨されます。
- ブレーキパッド・ディスクローター: 摩耗が進んでいる場合は交換が必要です。
- タイヤ: 溝の深さやひび割れなど、保安基準を満たしていない場合は交換が必要です。
- バッテリー: 寿命が近づいている可能性があります。特にアイドリングストップ車はバッテリーへの負荷が大きいため注意が必要です。
- エアクリーナーエレメント: 汚れがひどい場合は交換が必要です。
- スパークプラグ: 走行距離によっては交換時期を迎えている場合があります。
- 冷却水(LLC): 定期的な交換が必要です。
- 各種ゴム部品(ブーツ類など): 経年劣化でひび割れや破損が見られる場合は交換が必要です。放置すると他の部品の故障につながることもあります。
- ワイパーゴム: 劣化していれば交換が必要です。
これらの部品をすべて交換するわけではありませんが、事前に状態を把握しておくことが大切です。
車検費用を賢く抑える!5つの節約術
高額になりがちな7年目の車検費用。少しでも安く抑えるために、以下の5つのコツを意識してみましょう。
- 複数の業者から見積もりを取る(相見積もり): これは最も効果的な節約術の一つです。ディーラーだけでなく、車検専門店や近所の整備工場など、最低2~3社から見積もりを取り、料金や整備内容を比較検討しましょう。
- 不要な整備項目を見極める: 見積もりが出たら、本当に必要な整備項目なのかを業者に確認しましょう。「まだ交換しなくても大丈夫そうな部品」や「予防整備」として提案されている項目がないかチェックします。ただし、安全性に関わる部品の交換を無理に渋るのは避けましょう。
- 自分でできる消耗品の交換は済ませておく: 例えば、エンジンオイルやワイパーゴム、エアクリーナーエレメントなどは、DIYが得意な方であれば比較的簡単に交換できます。部品代だけで済むため、工賃を節約できます。ただし、自信がない場合は無理せずプロに任せましょう。
- ユーザー車検や代行業者を検討する: 時間と知識がある方は、自分で運輸支局に車を持ち込んで検査を受ける「ユーザー車検」に挑戦するのも一つの手です。法定費用と若干の書類代だけで済むため、大幅な費用削減が期待できます。また、ユーザー車検の代行業者に依頼するという選択肢もあります。
- 日頃からのメンテナンスを怠らない: 定期的なオイル交換やタイヤの空気圧チェックなど、日頃から車の状態に気を配ることで、車検時の大きなトラブルや高額な部品交換を防ぐことができます。結果的に車検費用を抑えることにつながります。
ハリアー7年目の車検、どこに依頼するのがベスト?
依頼先によってメリット・デメリットがあります。ご自身の重視するポイントに合わせて選びましょう。
- ディーラー:
- メリット:ハリアーに関する専門知識が豊富、質の高い整備が期待できる、純正部品使用で安心感がある。
- デメリット:費用が高くなる傾向がある。
- 車検専門店・フランチャイズ:
- メリット:費用が比較的安い、短時間で車検が終わる場合がある、キャンペーンなどが豊富な場合がある。
- デメリット:整備の質にばらつきがある可能性、過剰な整備を勧められる場合も。
- 整備工場:
- メリット:地域密着で融通が利きやすい場合がある、比較的安価な場合がある。
- デメリット:工場によって技術力や設備に差がある。
- ガソリンスタンド:
- メリット:給油ついでに見積もりや依頼がしやすい、キャンペーンで割引がある場合も。
- デメリット:提携工場での作業となる場合が多く、整備の質を確認しにくいことも。
まとめ:しっかり準備して賢くハリアーの7年目車検を乗り切ろう!
ハリアーの7年目の車検は、ある程度の費用がかかることを覚悟しておく必要があります。しかし、事前に相場や内訳を理解し、複数の業者から見積もりを取るなどの対策を講じることで、費用を賢く抑えることが可能です。
今回の記事を参考に、ご自身のハリアーの状態を把握し、納得のいく車検を受けてください。そして、これからも快適なハリアーライフを送りましょう!
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